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    ハウスオブジョイ方言その2 「タイムアウト」

    ハウスオブジョイでしかその意味で使われていない言葉の代表格は

    なんといっても「タイムアウト」でしょう。
    英語をそのまま訳せば「時間切れ」というような意味ですが、
    最近では退社時にタイムカードを押すことの意味で使われることのほうが多そうです。
    しかし。
    ハウスオブジョイでは「タイムアウト」はまったく別の意味をもった表現です。
    そう、なぜかハウスオブジョイでは「謹慎処分中」という意味で使われているんです。
    どういう経緯でそうなったのかは、もう誰も覚えていませんが、おそらくは
    何かの時間に遅れたことが原因で、罰として一週間テレビ禁止とかになった子がいたんでしょう。
    つまり「タイムアウト(時間に遅れる)」が原因で謹慎処分となり、具体的な罰が与えられたわけです。
    しかしこういう事例が重なるたびに、だんだん、もともとの原因とは関係なく、
    謹慎そのものが「タイムアウト」と呼ばれるようになっていくのは、想像にかたくありません。
    前回の「エリア」にしろ、この「タイムアウト」にしろ、もとの英語の意味とは
    かけはなれた意味でハウスオブジョイに完全に定着しているのです。
    なぜこういうことが起きるかというと、それは「謹慎処分」とか「割り当て作業」にあたるような言葉が
    ビサイヤ語にはないからです。
    ないから英語から借りてくるわけで、でもやっぱり借り物だから、
    もとの意味からはどうしてもズレてくるわけです。
    ちなみにビサイヤ語にはもともと「時刻」「仕事」「会社」「お金」などの言葉はありませんでした。
    だから今でもこれらのことを表すときには、これらの文化を持ち込んだ、スペインの言葉を使います。
    タイムマシンがあったら、スペインが来る前のフィリピンに一度遊びにいってみたいものですね!
    (ネットの調子が悪くて写真は無しです。すみません…)

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