知ってる人には今さらでしょうが、私の主たる収入源は「絵」なんですよ。
年に一回日本に似顔絵描きとして出稼ぎに行くイメージが強いかもしれませんが、
実はこっちにいる間も、ちょこちょこと雑誌やウェブサイト用のイラストを描いたりしてるんです。
そんな私の絵の仕事を見て、ノエルがやってきて「僕も絵を描く!」と言いだしました。
絵って、人が描いてるの見ると描きたくなるんですよね。
私が前に描いた絵を見ながら、クレヨンを使った私の絵の描き方まで真似して描いています。
こちらが完成品!おもしろいことに、左利きのノエルが紙を横に並べて見ながら絵を描いたら、
左右反転した絵になりました!なんとなくダ・ビンチみたいじゃないですか?(笑)
先月HOJにやってきたばかりのレナンも絵に挑戦です。
猫に邪魔されながらも嬉しそうに描いています。
実は前にレナンに絵を描いてもらったら、墓場だらけの中に自分が立っている絵を描きました。
この子は被災地でどんな体験をしたのだろう…と心にかけていたんですが、
今日は人の姿を4つ描き、「これが僕で、これが弟で、これがコヤシンでこれがアテユウ!」と
笑顔で絵を見せてくれました。こんなに嬉しいことはありませんね!
まだまだこれからでしょうが、これはひとつの成果と言えるのではないでしょうか?
これからもちょくちょく絵を描かせてみようと思います。
ちなみにレナンは今朝、ものすごく怒られて大声で泣いて走り回ってました。
怒っていたのはお兄ちゃんのルベンです。
だいたいこういう子供同士のもめごとは「喧嘩両成敗」みたいな感じで
スタッフが仲裁するんですが、今日はおばさんたちも笑って見ています。
え?どういう事情なの?と聞いてみたらなんと、喧嘩の原因は
「ルベンのおかずをレナンが食べちゃった」ことだそうで。
スタッフたちも全員一致で「それはレナンが悪い!」と。食べ物の恨みは恐ろしいですね。(笑)
ちなみにこの騒動で一番喜んでいたのは、にわか料理人のジェイソンです。
まさか自分の作った料理が奪い合いになるほど人気だとは本人も思わなかったでしょう。
これを機会にジェイソンが料理に目覚めたりしたら面白いですね!