さあ、今日こそはたっぷり朝寝坊してやるぞ!と思ったら、朝から
「コヤシン!警察の人が来てるよ!早く来て!」と起こされました。
ナヌ、警察?何があった?
恐る恐る行ってみると、ニッコニコなアイダさんが警察の人と話してて、
「違法な漁を摘発して、魚を没収したので、こちらの施設で食べてください」とのこと。
あーーーーーよかった。(笑)
これまでにも何度かこういう感じで警察から魚をいただくことはあったんですが、
いつもたいてい小さな魚で、それは、目の細かい網で漁をするのが禁止されているからなんですね。
でも、今回はブダイなどの大きな魚ばかりだったので、え?これも違法なの?と聞いたら、
「コンプレッサー漁は禁止だからね」とのこと。
コンプレッサー漁というのは、船の上から水中にいる仲間にコンプレッサーで空気を送って、
それで長時間潜って漁をする方法です。
コンプレッサーによる潜水は、きちんとした専門知識がないままにやると、健康に非常に大きな害があるので、
フィリピンではずいぶん前から禁止になっているんですが、
安価な設備投資でたくさんの魚が獲れるので、やる人はあとを絶ちません。
コンプレッサー漁が禁止されれば、素潜り漁をしている若い漁師たちにチャンスが回ってきます。
正当な努力が、正当に報われる経済が村の中で回っていくといいですね!