小さい頃から飛行機に並々ならぬ関心を抱いているジェレミー。
生物や宇宙などにも興味は広がっていますが、やっぱり将来の夢は何度聞いても「パイロット」です。
そんなジェレミーももう中学校2年生。単なる夢物語としての「パイロットになりたい」は
卒業する時期だと思ったので、ちょっと真面目に、「フィリピンでパイロットになるにはどうすべきなのか」
を一緒にネットで調べてみました。
フィリピンには「個人飛行免許」「商用飛行免許」「旅客機飛行免許」と段階があるようで、
個人飛行免許は17歳から、それを取ったうえで、商用飛行免許は18歳から取れるとのこと。
費用は個人飛行免許のコースが80万円程度、商用飛行免許のコースが200万円程度です。
上記金額は払えば必ず免許が取れるというものではなく、筆記および実技試験に何度も落ちていると
どんどん加算されていき、倍くらいに膨れ上がることもあるようです。
講義も試験も飛行中の管制とのやりとりもすべて英語なので、英語力がかなり重要とのこと。
ここまで調べた時点で、ジェレミーの心はほぼ折れかけてます。
そりゃあ、「パイロットになるには300万円必要」って言われたら、フィリピンの田舎の子はあきらめちゃいますよ。
ただ、なんだかそれではあまりに夢のない話なので、「でもパイロットになれば稼げるぞ」と言って、
上記の「商用飛行免許」でできる仕事を探してみたら
「航空写真撮影、日給8万円」「リゾートの遊覧飛行、年給400万円」などの数字が出てきて、
「これ、最初の300万円はなんとか借りて来れば、すぐに返せるんじゃないか?」という話になりました。
そこで「とにかくちゃんと高校通って、できれば大学も行け。で、ひたすら英語をがんばれ。
大学を卒業する時点で英語がめっちゃ上達していたら、パイロットの学費は貸してやる」と約束をしました。
まあ10年あればさすがに私もそのくらいのお金は貯められるでしょうし。(笑)
さあ、パイロットが夢物語ではなく、具体的な「目標」に変わったジェレミー。がんばれよー!