セブやダバオでマッサージ師として働いていたアルソンとアルセル、コロナ禍で店が閉まってしまい、
地元に戻ってきて訪問でマッサージ師を続けていましたが、役所との交渉の結果、
やっと彼らがマッサージ店をやる場所を、役所が提供してくれることになりました。
HOJから徒歩10分ほどの場所の、市営の「フィットネスジム」の中です。
…って、この村にフィットネスジムなんてありましたっけ?
これがですね、なんと最近になってできたんですよ。
看板にある通り、出資しているのはフィリピンの英雄的ボクサー、マニー・パッキャオ氏です。(左側はジェレミー画)
政治活動や慈善活動にも熱心なパッキャオ氏は、フィリピン各地の村に
「青少年の健全な育成のため」に、こういう施設を寄付しまくっているんだそうで。
ちなみに来年の大統領選にも満を持して出馬するらしいです。
世襲が当たり前のフィリピン政治に風穴をあけられるか?動向から目が離せません。
ジムにはランニングマシン、バイクマシン、ウェイトマシンなどがバッチリ揃ってますが、
よりによってコロナ禍真っ最中にできたので、はっきり言って誰も使ってません。もったいないですね。
30分30ペソで誰でも使えるそうで(未成年は半額)、コロナ規制が緩和されたら、男の子たちを連れて
ときどき来るのもいいかもな、と思いました。
この中の1部屋をマッサージ店用に使わせてもらえることになったので、
HOJで出資してドドンさんが壊れた扇風機を直し、フィデルさんがベッドを作り、ガガさんがカーテンを縫って、
まずは最低限必要なものをそろえました。
9月いっぱいで規制強化期間が終わるようなので、それを見計らってオープンの予定です。
コロナ禍でいろんなものが「地産地消」化して、わりと田舎が景気づいている今、
その波にアルソンたちも乗れるといいですね。私もちょくちょく通おうと思います。