トンガで大規模な火山噴火があり、日本には津波の警報が出たそうですね。
同じ太平洋の島国で、よりトンガに近いフィリピンも同じ懸念がありそうなので
今日は海に遊びに行こうと思っていた予定をキャンセルし、敷地内でおとなしく過ごすことにしました。
こういうことには興味津々のジェレミーが、今回の火山噴火のニュース映像を見たり、
そこからの関連でアイスランドの火山の観光ツアー動画を見たり、
昔のフィリピンのピナツボ火山噴火のドキュメンタリーを見たりして、火山について「自習」してます。
防災意識を高めるには、まず「知ること」からです。
そんな中、こちら、ダバオオリエンタルでも天変地異のような事件が起きました。
マイカたちの地元、バナイバナイの川が、濃いオレンジ色に染まったんです。
大雨で上流にあるニッケル鉱山の廃水があふれたのだと地元メディアでは言われていて、
鉱山会社を監視するべき行政機関が、まともに機能していないことに漁民たちが憤りを感じているそうです。
ちなみにニッケルは世界的な「SDGsブーム」で電気自動車、充電池の需要が高まったために
近年、価格が高騰していて、それが無茶な鉱山開発につながっているんだそうで。
そのあたりの詳しい背景はこちらのサイトをご覧ください。結構ひどい話です。
セブの台風、トンガの火山噴火、バナイバナイの大雨。
お金を払えば宇宙に行ける時代になっても、人は自然をコントロールすることなど、微塵もできません。
せめて、そういう天災があったときに、その被害が人の手によってよりひどいことになることがないように
肝に銘じておく必要があると思います。