フィリピンで活動をしていると、とにかく役所から無茶なことを言われます。
今回は消防署から「この施設のゲートは消防車が通れない大きさだから作り直すか、
敷地内に消火栓を設置しなさい」とのお達し。え?絶対通れる大きさなんですけど?(笑)
この写真も見せて「通れますよね?」って言ったんですが、
「大きな火災の場合は隣町からもっと大きな消防車も来るので、それも入れる大きさじゃないとダメ」とのこと。
いや、それ、絶対言い訳で、消火栓を売りつけたいんでしょ?
(消防署が紹介してくれた業者は8万ペソとのこと)
ちなみに消火器も、非常ベルも、市場価格の5倍くらいの値段で売りつけられそうになり、
自分たちで町で購入しました。昭和の時代には日本でも「消防署の方から来ました」と言って
消火器を高値で売る不届きものがいたそうですが、こっちは本物の消防署がそれをやりますからね…。(笑)
そんなわけで、一番安上がりな解決策は何かと考えた結果、
ゲートの横に、さらに大きな「緊急用ゲート」を作ることにしました。
なんだか一休さんになった気持ちです。
こんな調子で無駄な出費を余儀なくされる日々ですが、
多少の無茶振りにも笑顔でちゃんと対応しておけば、いろいろと便宜を図ってくれるのも事実。
敵対せずに、大人な心で接していきたいと思います。