夏休みの里帰りで、ビバリーとダーウィンが祖父母の家に行くことになりました。
道中、「パン屋さんに寄って」と言って、先日の卵さがしの賞金で、おじいちゃんの好きなパンを買うビバリー。
いい子すぎる…。
ダーウィンたちの祖父母の家は、世界遺産に登録されている山、ハミギタンのふもとにあります。
いくつかの川を渡り、最初のうちは周りにぽつぽつと家もありますが…
途中から完全に山、という感じになります。ヤギが放牧されている関係で下草が少なく見晴らしのいい丘になってます。
この牧歌的な雰囲気、素敵ですねえ。「ここから家まで遠いの?」とビバリーに聞いたら
「HOJからセブンイレブンくらいの距離」と言うので、5分くらいなのかと思ったら、
20分以上山の中を歩きました。(笑)なるほど、これがビバリーの底なしの体力の秘密か。
丘の上の手作りの小屋には、祖父母が畑をやりながら暮らしています。
私たちの来訪をもてなそうと、畑のキャッサバを収穫するおじいちゃん。会って数分でいい人なのが分かります。
なるほど、ここで育ったことが、ダーウィンとビバリーのまっすぐさにつながっているのか…。
動画を撮ったのでぜひご覧ください。まさに「アルプスの少女ハイジ」のミンダナオ版って感じです。
貧しくも丁寧な暮らしの雰囲気が本当に素敵ですよ。
とはいえ、ここで暮らして、毎日学校に通うのは現実的ではありません。
世界が資本主義とかでないなら、こういう暮らしのほうが、むしろ幸せなんだと思いますが、
この土地だって「誰かの所有地」ですから、急に追い出される可能性だってないわけじゃないんです。
ハウスオブジョイから学校に通って、しっかりした仕事について、
いつかこの山を自分たちで買って所有できたりしたら素晴らしいですね。
ダーウィンくらい真面目なら不可能な夢ではないので、応援していきたいと思います。
ダーウィン、ビバリー、楽しい夏休みを過ごしてね!