この日のうちにジャンジャンの兄弟をHOJに連れて帰ることはできないと分かったので、
これ以上待ってもしょうがない、と、今日のところはHOJに戻ることにしました。
思った以上に早く帰ることになったので、「帰りにどこか寄ろうか?」と言ったら
ジャンジャンが「3年前にみんなで行った湖があるんでしょ?そこに行きたい」と言い出しました。
おお、行くか!
ということでやってきたのが、こちら。バガンガという町にあるレイク・カロリーナです。
めちゃくちゃキレイな水で遊べて、入場料はたったの30ペソ!贅沢すぎる!
前回はジャンジャンを里帰りで送った帰りにみんなでここに寄ったので、
当のジャンジャンはここに来たことなかったんですよ。
話にだけ聞いて、ずっとうらやましいと思っていたんですね。さあ、存分に泳ぐがいい!
数時間前に母の死を知り、お墓参りをした直後なので、日本のみなさんからすると
「そのタイミングで遊びに行くのってどうなの?」と違和感があるかもしれませんが、
フィリピンではお通夜や葬式の席などでも、つとめて明るく楽しく振舞う文化があるんです。
当のジャンジャンが「今は楽しみたい」と思っているなら、存分に一緒に楽しむのが、流儀なんです。
チムレイも、アイビーさんも、サユキさんも、私も、そして何よりジャンジャンも、
「今は楽しみたい」という思いを大切にして、湖で存分に遊びました。ぜひ動画もご覧ください!
一緒に住んでいる私たちにできることは、そばにいて、一緒に笑ったり、一緒に泣いたりすることです。
そして何より、ジャンジャンが天国にいるお母さんに「弟たちは僕が一緒にいるから大丈夫だよ」と
胸を張って言えるように、はやく弟たちを引き取れるように努力していきたいと思います。