荻神父さんが「ココナッツのお椀ってどこかで売ってるかな?」と聞いてきたので
「売ってないけど、僕たちが作るよ!」とこどもたちが張り切ってお椀作りです。
ココナッツの実を割って、中の殻を取り出して、作業開始!
と言ってもまあ、作業の90%はヤスリ掛けです。(笑)
私は他の仕事が無ければ本当に毎日1日中竹にヤスリをかけているような人間なので
この作業はまったく苦にならないどころか、楽しくてしょうがありません。
こどもたちと日本語レッスンしながら、楽しく磨きました。
もっと時間をかければツヤツヤのピカピカにも作れるんですが、
明日には帰ってしまうということなので、とりあえず今回のはここまで。物入れに使うのには十分でしょう。
神父さんは教会に併設している幼稚園の園長さんも務めているそうで、
そこのこどもたちに見せてあげるとのことです。
HOJのこどもたちが作った、どこにも打っていないお土産が、
日本のこどもたちの外の世界への興味を引き出してくれることを期待したいですね。
昔からずっとHOJを支援してくれている広島の荻神父さんがコロナ明けで久々に遊びに来てくれました。
ただでさえ日本の神父さんは人で不足で大忙しなんですが、
「広島」の神父さんが、8月にいかに忙しいかは想像に難くありません。ゆっくりしてってくださいね!
今日の海はちょうど良く満ち潮だったので、男の子たちを連れて久々に漁村の波止場から飛び込んで遊びました。
相変わらずジャンジャンの身のこなしとアルバートの空中での余裕がすごい!
HOJに戻ってからは荻神父さんが持ってきてくれたカレーをみんなで作ります。
ジャンデルが箱のひらがなを読んで「と・ろ・け・る・カ・レ…コヤシン、『とろける』って何?」と日本語に興味津々。
いやー、10年くらいこどもへの日本語教育やってましたけど、トップクラスの才能ですわ。
ちなみにイージェイはカレーの箱を腕に装着してアイアンマンになってました。
ああ、懐かしい!こどもの頃にコレ、やりましたよね?私の頃は確か「鋼鉄ジーグ」でした。(笑)
荻神父さんは今回の旅でHOJだけでなく、フィリピンや日本で過去に出会った様々な人に会って回っていて、
この「縁があった人にちゃんと会いに行く姿勢」に私はとても感銘を受けました。
HOJにいると居心地がいいので「向こうが会いに来てくれるまで待ってよう」ってなりがちなんですが、
もっと積極的に、こちらから連絡して顔を出しに行かないとな…と反省しました。
秋にはまた日本に行く予定なので、しっかりスケジュールを立てて、多くの人に会いに行きたいと思います。
連日、海や川に行っていたので、今日は敷地内でのんびり過ごすことに。
こどもたちはみんなでビーチから取ってきたヤシの葉を削いでホウキを作る作業。
ちゃんとイージェイも手伝ってますね。えらいぞ!
最近はHOJのこどもたちの間で日本語がブームになっています。
筆頭を走っているのはジャンデル。何しろ「一度聞いたことは覚えている」タイプなので、
ひらがな50音、カタカナ50音はもちろん、覚えている単語量も大したものです。
先日のウラワビーチでは「わたしはうまがすきです」という文章を砂で作ってました。すごい!
一人できる子が出て来ると、他の子にも興味が波及していくのが共同生活のいい所です。
ひらがなのかるたも大盛り上がり。このカードを使って「からすやまいつお」「さわむらしんや」
「ねこすき」「おかわり」なんていう、知っている文字列を作って遊びながらひらがなを覚えてます。
ゆっくりですが絵本も日本語で読んで「これなんて意味?」と聞いてきたりもするようになってきました。
ビサイヤ語の翻訳をつけてある絵本もあるので、独習もできるようにすれば、さらに上達できますね。
まだ9月もいっぱい大学生が来てくれるので、この盛り上がり、維持していきたいと思います。