学期休みを終えて今日から自宅学習再開!…のはずが、
学校の配布教材準備ができていないとのことで、今日は男の子たちとゴミ捨てに行くことにしました。
去年の9月に行った時には処理場はゴミであふれていて、「これ、大丈夫なの?」という感じでしたが、
あの時は市の重機が壊れていたんだそうで、ちゃんとした管理状態の現在は
かなりゴミ処理場もキレイになっていて安心しましたよ。
とはいえ、ゴミの山にジープで乗り込んで、そこにゴミを捨てる作業は結構大変です。
ジープも身体もとっても汚れるので、帰りは川に寄って豪快に洗車!
いやー、石運びといい、ゴミ捨てといい、ジープさん大活躍ですよ。ありがたや。
そしてゴミ捨て作業に男の子たちがやたら積極的なのはこれが理由!
川に飛び込んで汚れを一気に洗い流します。ヒャッハー!!
この「ゴミ処理を手伝って汚れた身体を洗い流すために川に入っているのだ」という
非の打ちどころのない大義名分があることが、こどもたちのはじけっぷりにあらわれています。
勉強や仕事をサボって遊ぶ背徳感にもそこそこの楽しみというのはあるんですが、
この、正々堂々とした楽しさを知ってしまえば、そんなのは大した誘惑にもなりません。
「正攻法の楽しさ」をこれからも追及していきたいと思います!
昨日の石をバケツリレーで運んでいるときに「もしこれが全部黄金だったら?」という妄想をして、
マイカが「私は市長になる!」と言ったのをきっかけに、
こどもたちに「もし市長になったら貧困対策に何をするか」を聞いてみました。
最初に市長になると言い出したマイカの答えは「お金を配る」!
なるほど、シンプルな政策ですね。どういう配り方にするかを聞いたら
「住民全員に、毎月ちょっとずつ配る」というので、これはベーシックインカム制度の導入ということですね。
「本当にそれをやろうとしてる国があるんだよ」と教えたら、
みんな血相変えて「どこそれ?引っ越す!」と大盛り上がりでした。(笑)
次に、ジャンジャンの貧困対策は「豚を10頭ずつ配る」!
お金を配ると悪いお父さんが酒とギャンブルで使いこんじゃうので、
各家庭に豚を配って育てさせる、というんです。
おお、実体験がこもってるからか、なかなか開発的な考え方するじゃないか!
でも、それを聞いたマイケルが「イェーイ、豚もらったら毎日丸焼きだ!」と言っていたので、
こういう住民だらけなことを考えると、豚配りも決定的な貧困対策にはならなそうです。(笑)
そしてランランの答えは「町に事業を興して雇用を創出する」と、優等生的模範解答。
さすが、ちゃんと勉強しているだけあります。
ただ、「具体的には何をするの?」と聞くと「えーと、だから、会社をつくって…」と困惑。
この田舎でしっかりみんなが稼げる事業を興すのは、実に大変なことなんです。
こういう「100万円あったら何がしたいか」「市長になったら何がしたいか」
「1回だけタイムマシンが使えるなら何がしたいか」などを話すと、
その子の価値観、世界観がみえてきます。
なにげない作業の中のおしゃべりから、こどもたちの見ている世界に寄り添っていきたいと思います。
今日は朝からHOJ敷地内の大きな石を集め、ジープに積み込んでウラワビーチへ!
道の途中にいつも水浸しになる場所があり、しかもそれが塩分を含んでいるため、
無理矢理通ると車の劣化が激しいんですよ。
そんなわけで、石を使って補修することにしたわけです。
男子がHOJとウラワを往復して大きな石を運び、道に並べる作業を担当、
女子たちはその石の間を埋める「中ぐらいの石」を海岸で集めます。
始めは両手に一個ずつ持って運んでいたんですが、さすがに非効率だろ、ということでカゴの登場!
いやー、人類の叡智ですね!(笑)
ただ、これも欲張ると重すぎて途中で休憩が必要になり、むしろ非効率であることが発覚。
カゴや袋をうまく使って「2人で12個運ぶ」くらいが最適解のようです。
そこで途中から「バケツリレー方式」を導入したらこれが大ヒット!
効率もいい上に、誰かがサボると一目瞭然なのでなんとも平等です。
みんなでおしゃべりしながらできるので楽しい、というのもありますしね。
そんなバケツリレー中に誰かが「これが黄金だったら大金持ちだね」と言い出して、
「毎日豚の丸焼きだ!」「プール作ろう!」「新しい車買おう!」と妄想が膨らみます。
そんな中でマイカが「私、市長になる!」と言ってみんなで大爆笑。マイカ、それは選挙法違反だ。(笑)
楽しく作業している様子を動画にしました。
「市長になったら貧困対策で何をするか?」をいろんな子が語ってますのでぜひご覧ください!
この「市長になったらどうする?」っていうのをこどもたちに聞くのは面白いですね。
他の子たちにも聞いてみたいと思います。