• 09
    26
    ウラワビーチの地引網

    週末恒例のウラワビーチ!ビジターさんのいない週末は何か月ぶりでしょうか。
    今日はサッカーやチェスの練習、親族の法事などでいない子も多く、
    少人数でのんびりしにいくつもりだったんですが、
    到着してみると、ちょうど地元の人達が地引網を始めたところでして。
    こどもたちが一目散に走って行って手伝いはじめました!

    序盤は砂浜から引っ張りますが、中盤以降は腰まで海に浸かっての作業になります。
    なかなかハードなんですが、レア&メルジェーンが大活躍です!

    終盤はみんなで輪になって、魚が逃げないようにうまく網をたくし上げていきます。
    レイマークが「お前、筋がいいな!何歳だ?ウチの娘と結婚しねえか?ガハハ!」と
    漁師のおじさんに気に入られてました。体育会系な社会でかわいがられるタイプのようです。(笑)

    漁師さんたちの狙いは商品価値の高いカマスやイカなどで、商品価値の低い他の魚は
    こうやって手伝うと分けてもらえます。…って、フグをもらってもウチでは料理できないぞ!(笑)

    …と、楽しげにここまで記事にしてきましたが、実はこの地引網、フィリピンの法律では違法です。
    こんなに細かい目の網で頻繁に地引網をすると、稚魚まで取ってしまい、結果的に殺すことになるので
    「持続可能な漁」ができなくなるとされているんです。(RA 10654: Anti-Illegal Fishing Act)

    まあ、そうは言いながらも、私が初めてウラワビーチに来た29年前から、
    ずっと村人による地引網は続いているので、「持続可能じゃない」と言われても、
    村人には全然ピンとこないはずです。
    だって、長年これで生活し続けてこれたんですからね…。
    (写真は2009年)

    「理論上は正しい」ことや「法律的に正しい」ことが、現地で長年生きてきた人たちの生活習慣と
    一致するとは限りません。そうなったときに、どちらの側に立つべきなのか。
    どちらの側に立つべきとこどもたちに教えるべきなのか。
    日々、考えながら暮らしていきたいと思います。


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    09
    25
    夜中の「緊急事態」!?

    幼稚園が午前中で終わるクリスタルは、午後は私のところにお昼寝しに来ます。
    絵本を読んでると子猫もやってきて、だいたい一緒に寝ます。
    今日は先に子猫が目を覚まして、クリスタルが起きて遊んでくれないか、待ってます。
    ああ、かわいい。

    さて、昨晩、就寝時間を過ぎてから、ジャスパーが走って私のところにやってきました。
    緊急事態?誰かケンカでも始めたか?と思ったら、
    「コヤシン!部屋にコレがいた!ヤドカリって海じゃなくても暮らせるの?」と
    オカヤドカリを持ってきました。おお!めちゃくちゃ珍しいやつだぞ、それ!

    「就寝時間を過ぎてる…でも気になる…怒られるかな…
     いやでも、コヤシンはこれが理由なら怒らない気がする…」
    ジャスパーにはそんな葛藤があったでしょうが、「これが理由なら怒らない」は見事に大正解。(笑)
    ヤドカリが殻から出て来るまで15分くらい、2人でオカヤドカリについてネットで調べて過ごしました。
    やっと姿を現して歩きはじめた時には2人で静かに大興奮でしたよ。

    実際、私の中でも一瞬葛藤はありまして、「これは叱った方がいいのか?」とも思ったんですが、
    就寝時間を過ぎていても、緊急時には当然、呼びに来ていいに決まっているわけで、
    これは「緊急時とは何か」という問題で、「めったに見られない生物を発見した時の好奇心」は
    十分、緊急時に値するのではないか、と思います。

    ジャスパー!また何か見つけたら、夜中でも起こしていいからな!


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    09
    24
    ビサイヤ語にもある「同音異義語」

    言語にはたいてい、「同音異義語」というものがあります。日本語の「鼻・花」や、
    英語の「right・write」などがそうです。
    ご覧のように音は同じでも、別の漢字やスペリングにすることで誤用を避けていますが、
    会話だけの場面だと、混同が生じる場合もまれに起きますよね。

    ビサイヤ語にも同音異義語はありまして、私がよく混乱するのが「bomba」です。
    音だけでなく表記も同じなんですが、「ポンプ」の意味と「爆弾」の意味があります。
    これ、もともとのスペイン語がこうなんだそうですが、不便すぎませんか?

    しかも、「ポンプ」という物の適用範囲がこれまた広くて、「井戸」「空気入れ」に加え、
    「トイレのスッポン」も「bomba」でして。あげく、ビサイヤ語はこれを動詞化して
    「水をくむ」「空気を入れる」「トイレの詰まりを直す」という意味で使えちゃうので、
    「コヤシーン!Palihug Bomba!」と言われても、「水汲んで」なのか「空気入れ貸して」なのか
    「トイレが詰まった」なのか分からないんですよ。(笑)

    さらに、英語でギターを弾く人のことをギタリストと言うように、
    ビサイヤ語も名詞から職業名を作ることができるんですが、「Bombero」と言えば
    「ポンプの人」ということで、「消防士」のことを指すんですが、
    「爆弾の人」で「爆弾魔のテロリスト」のことを指してる可能性だってあるわけです。
    真逆じゃないか!(笑)

    と、急にこんなことを言いだしたのは、最近、ジェレミーに日本語を教えているからです。
    ちょうど基本語彙で「鼻と花」が出てきて、「なんで漢字を勉強しなきゃいけないのか」みたいな
    話をしていて、そういえばビサイヤ語は…と思いだしたわけです。
    同音異義語を「漢字」で分別する日本語、「スペリング」で分別する英語、
    そして「文脈」で分別するしかないビサイヤ語。習得が一番厄介なのは、果たしてどれでしょうね?


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