週末恒例のウラワビーチ!
今日は徒歩7分くらいのところにある沼で貝を採りました。
この沼、底は膝まで埋まるくらいの泥の層になっているんですが、
そこを手探りで探して食べれる貝を採るんですよ。
コツは泥の中をむやみにかき回すのではなく、泥の表面を手のひらで滑らかになぞること。
久々だったので私はすっかりコツを忘れていて、最初はまったく採れませんでしたが、
ジェレミーがものすごく親切にコツを伝授してくれて、途中からは面白いように採れるようになりました。
籠いっぱいに採れた貝、どうするのかと思ったら、スタッフのガガさんとジェレミーの間で、
「採ってきた貝は食材として市場と同じ値段で買う」と事前に話がついているそうで。
なぬ?ということは、私は知らずに手伝わされていたのか?ジェレミー、ちゃんと分け前よこせよ!(笑)
泥だらけになった体はカヤックで荒波に突撃して洗い流します。行け!波を超えていけ!
動画もぜひご覧ください。波と豪快に遊ぶこどもたちがなんとも楽しそうですよ。
いやー、狩猟・採集ってなんでこんなに楽しいんでしょうね?
スーパーで買ってきた食材や外食で暮らすのとは明らかに違う、細胞が喜んでる感じがあるんですよ。
みなさんもぜひHOJに来て、カカオを収穫したり、貝を採ったり、ナマズを獲ったり、
敷地内の葉っぱで料理を作ったり、してみませんか?
8月中旬以降はまだ空いてます。ご連絡おまちしております!
昨日の末っ子列伝に続きまして今日は「長男&長女列伝」です。
ただ、末っ子は明らかに一義的に末っ子と決まるんですが、長男・長女はそうもいきません。
HOJの場合「たまたま入ってきた時期のタイミングで一番歳が上になった」だけだったり、
「上の子が卒業したから繰り上がりで長女ポジション」とかもあるからです。
なので、割と私の独断と印象で、「比較的長くそのポジションにいた」「実際に弟・妹が複数いた」
という子をチョイスしています。
初代「長男」はボボン。本名は「イツオ」と言い、何を隠そう、烏山さんの名前を継いでいるのです。
烏山さんの協力隊時代の親友が亡くなって、そのこどもたちを引き取ることにしたのが
ハウスオブジョイ創設のきっかけの一つなわけですから、HOJの「長男」と言えば、彼で文句なしでしょう。
町のボクシング大会で優勝する腕っぷしの持主だった彼は、施設卒業後は銀行の現金輸送車の運転手になり、
現在は独立してトラック運転手として稼いでいます。頼もしいですね。
そして「長女」といえばエレンジョイです。HOJの初期メンバーですし、4人兄弟の一番上。
何より、そのキャラクターが痛烈に「お姉ちゃん」でした。
決して素行がいいとは言えない弟たち(笑)を相手に、常に奮闘していた姿が忘れられません。
コロナ禍にはHOJのスタッフとして大活躍してくれてもいましたね。
今は自分で始めた小さな店が軌道に乗ったので、HOJを辞めてそちらに注力しています。
もう一人、長年に渡って「長女」ポジションにいたのがクリスティーナです。
7人兄弟で入ってきた中の一番上で、HOJに来た瞬間から卒業していく最後まで「お姉ちゃん」でした。
たまに学校などに様子を見に行った時に友達と一緒にはしゃいでいる「姉ポジション」から解放された姿に
感動したくらいに、本当に施設内ではいつも「お姉ちゃん」でした。
今では「お母さん」にレベルアップして、マニラでバリバリ子育てしてますよ!
クリスティーナと並んで「長男」ポジションに長くいたのがウィリアムです。
彼はとにかく頼りになる!力仕事も軽々こなし、ヤシの木に登って実を取ってきたかと思えば、
壊れた携帯や自転車もあり合わせの部品で直してしまい、海に潜っては魚を獲ってきて、
さらには小さい子とも全力で遊んであげる。
「こんなお兄ちゃんが欲しかった!」と全国の一人っ子が夢見るような存在でした。
今はマンゴーの加工工場で機械修理係として働き、「お父さん」として幸せに暮らしています。
そして最後は現役選手ジュリアンです。実際には年上だったり同年代の子が周りにいた時期もあったんですが、
「一番の古株」であり、これまた「頼りになる」ということで、ここ数年はずっとジュリアンが長女ポジションです。
イージェイが泣いて愚図るときに「ママー!」でも「コヤシーン!」でもなく「ジュリアーン!」と泣くのが
その何よりの証明です。これ以上の説明は要りませんね。いつもありがとう、ジュリアン!
さて、ジュリアンの次はだれが「長男・長女ポジション」を継ぐのか。
今いる子の中だと…うーん、微妙だなあ。(笑)
一足飛びにジャンデルに長男ポジションを奪われないよう、がんばれ、ジェレミー、ジェイエム、リッキー!(笑)
HOJの「末っ子」と言えばみなさん誰を想像しますか?
今はもちろんイージェイですが、時代によっていろんな末っ子がいましたね。
まずはロジャー。1999年から2003年までHOJで末っ子のポジションをキープしていました。
本人の性格なのか、みんなにチヤホヤされたからか、ものすごいお調子者になりましたね。
お次は2003年から2008年まで末っ子ポジションだったジョアンです。
正確に言えば途中で何人か、同い年だったり1個下の子が入ってきたりしていますが、
1歳でHOJに来たというインパクトもあって、長年に渡って末っ子扱いでした。
ロジャーとは対照的に、目立つのを避けるのんびりした子に育ちました。
そして2008年からはジェリカの時代です。私がスタッフになったのはこの時期なので、
私にとってはいまだに末っ子と言えばジェリカの印象が強いです。
実の姉たちにも他の子たちにもスタッフたちにもデロデロに可愛がられて育ちましたが、
本人は甘えん坊ではなく、むしろサバサバした性格でしたね。
それから2010年、ジェレミーの登場です。
こうしてみると、ジェリカが末っ子だった時期って意外と短いんですね。
逆にジェレミーは末っ子期間がかなり長く、2014年までその座にいました。
人懐っこい性格もあって、ビジターさんたちにものすごくチヤホヤされたこともあってか、
ものすごく好奇心旺盛で、なんでもやってみるタイプの子になったのは現在の彼を見て分かる通りです。
2014年にはアビゲルがやってきました。この子はHOJの末っ子だというだけでなく、
実際に6人兄弟の末っ子ということもあって、筋金入りの末っ子でした。
愛嬌があって甘え上手、教えてもらった歌や踊りもすぐに覚えて、おだてれば恥ずかしがらずに見せてくれるので
大人の心をわしづかみでした。私もふくめて。(笑)
そして2015年からはアルジェです。歴代の末っ子の中でも一番私と一緒に過ごす時間が長かったので、
私にとってはとても印象の強い子です。毎日読み聞かせした後に一緒にお昼寝してましたからね。
他の子たちが「より年少の子が入って来る」ことで末っ子ポジションを返上する中、
アルジェは卒業するまで末っ子ポジションのままだったので、小学生になっても
つい幼児扱いしてしまいがちで、最後の方は私の方がむしろ相手をしてもらってた気がします。優しい子でした。(笑)
こうやって改めて並べてみたら「末っ子に共通する特徴」みたいなものが見えて来るかと思ったら、
全然そんなことないですね。(笑)
血液型判断と同じくらい「長男はナントカ、次女はカントカ」みたいな性格判断はアテにならないかもしれません。
変な決めつけをせずに、その子そのものを育てていきたいと思います。