今日はカトリックの「無原罪の聖母マリア」の祝日です。
「いかなるグループの祝日も国民全体で祝う!」というスタンスの現政権のお達しで今日も国民の休日になりました。
これ、フィリピンに住んでる日系人たちが声をあげたら、天皇誕生日とかこどもの日とかも休日になるのでは?(笑)
昨日に引き続き、今日もフィリピン国内からのお客さんです。
今日来てくれたのは隣町のガソリンスタンド会社のみなさん。
こどもたちへのクリスマスプレゼントに、全員の足のサイズを前もって聞いてサンダルを買ってきてくれました。
この「前もって聞いてきてくれる」の、とてもありがたいです!
なんだかずっと女子たちがソワソワしてるので、何かと聞いたら
「お土産に持ってきてくれてるランチが、匂いからして多分ジョリビー」と期待を膨らませてます。
おお、この脂っこい独特な香りは何かと思ったけど、そうか、ジョリビーか。すごい嗅覚だな君たち。(笑)
フィリピンの国民的ファストフード「ジョリビー」。
こどもたちも当然大好きなわけですが、7月に遠足でダバオに行った時以来ですからね。みんな大興奮でした。
日本にもそろそろ進出するという噂です。みなさんも店舗ができたらぜひ行ってみてください。
フィリピンにはTESDAという職業訓練を行う行政機関があるんですが、
そこからHOJに「木曜日にワークショップをやります」との連絡がきました。
紙には「家庭内暴力から女性やこどもたちを守るために…云々」ということが書いてあり、
私は「面白くなさそうだな」と引き受けたくなかったんですが、スタッフたちの意見で引き受けることになりました。
どうせ実効性のない、キレイゴト的な話を聞かされるだけなんだろうなあ、と思っていたら、
「さあ、今日はみんなで、ちょっと傷んだマンゴーでジャムを作って売る技を覚えましょう!」と
調理実習が始まりました。なんだコレ?(笑)
傷んだ部分を取り除いてサイコロ大に切ったマンゴーに、砂糖を加えてフライパンで加熱。
私と同じく、説教くさい話を聞かされるだけだと思っていたジェイエムたちもノリノリです。
そして、加熱中に手が空いた子たちに向けて、「お金の稼ぎ方と節約の仕方」の講義が始まりました。
なるほど!家庭内暴力から逃れる術は「お金を手に入れること」なんですね。実践的すぎる!すばらしい!!
しかも、ジャムの加熱中に、早く味見したくて集まってるので、みんな話に耳を傾けてます。これもすばらしい!
話を聞き終わったところでちょうど調理も終了。おお、ちゃんとそれっぽくなってますね。
鍋やオタマに残ったぶんを指ですくって味見してみたら…うん、美味しい!これは売れるッ!(笑)
手軽にビンに封をするセロファンも持ってきてくれていて、
シーラーという器具が必要だと思われていますが、ヤカンの蒸気でできるんですよ、と教わりました。
なんと、こんなに簡単にできるのか!これは良い情報!
HOJの敷地内のマンゴーでジャムを作って、ビジターさんに販売しよう!とこどもたちも盛り上がってます。
うん、これは確かにいいお土産になりそうですね。
TESDAという組織をなめてました。素晴らしい活動をしています。
どうすれば家庭内暴力が減らせるか、どうすれば話を聞いてもらえるか。
長年に渡って現場で知見を積み重ねたからこそ、このかたちに辿りついたのでしょう。素直に尊敬します。
他にもいろんなかたちで協働できないか、考えてみます!
12月になりフィリピンはすっかりクリスマス気分。
すでに学校は半分休暇モードに入っており、今日も授業がありませんでした。
今年度はびっくりするくらい学校が休みの日が多くて、教科書終わるのか?と心配になります。
まあ、こどもたちは学校が休みだからと言って遊んでばかりではありません。
クリスマスの準備が始まっています。
オフィスでは細かい作業が好きな子たちが色紙を切ったり折ったり。
壁の装飾を作っています。いいですねー。
外では廃材を使ってクリスマスツリー製作。
こういうのはフィデルさんの専売特許だったのもあって、
アルチーさんとリッキーBが手探りでやってますが、
細かいことが苦手なぶん、豪快なツリーができそうで楽しみです。
そしてこどもたちの一番のお待ちかね、サンタさんへのクリスマスプレゼントのリクエストも書きました。
欲しい物を3つ書いて、日ごろの行い次第で3つ全部もらえるか、1つしかもらえないか決まります。
こどもたちよ、心当たりがあるなら今からクリスマスまでに点数稼ぎを忘れるな!(笑)