今日は看護学生の2人に、この村の「医療従事者」に会ってもらおうと思って
シャロームの漁村へ行きました。会いに行った相手はもちろん、産婆さんのスィンタさん!
薬草、マッサージ、まじないを駆使してこの村の人々の健康を守る、守護神のような人です。
御年73歳、今でも現役で海に漁に出て、山に薪を取りに行き、たまに出産介助もしています。
「双子のひ孫がうまれたんだよ!」と嬉しそうに見せてくれました。かわいい!
ちょうどいい写真が撮れました。
手前のピンクの服がスィンタさん。縞模様のおばさんが娘の1人で、奥にいる若い女の子が孫にあたり、
赤ちゃんたちがひ孫となります。いったい一族で何人いるのやら?もはや誰も全体像は把握していません。
30代で孫ができるのも珍しくないこの村。経済的には貧しいですが、とにかくにぎやかで、幸せそうです。
HOJに戻ると、宿題を終えたマリアンが待っていました。一緒に塗り絵をする!と始めたら、
猫のパンコが色鉛筆の上を占拠。どうしてピンポイントで一番邪魔な場所をとるんだ、お前たちは!(笑)
お姉さんたちにめちゃくちゃチヤホヤされて、ここぞとばかりに甘えまくるデイヴ。
デイヴは小さいころのジェイエムに顔も髪質も似ていて、将来、かなりのイケメンになるのではと予想されるんですが、
こんな幼少期を過ごしてイケメンに育ったら、とんでもないヤツになるのではないかとちょっと心配です。(笑)
でも、これまでの人生の7年分、たっぷり今は甘やかしてやりましょう!
幸いなことに、とってもいい天気のまま週末を迎えることができそうです。
明日はこどもたちお待ちかねの川遊び。みんな、看護師さんの卵がついてるからって無茶しすぎるなよ!
きのうは津波注意報がフィリピン東岸にも発令されました。
厳密にはうちの地域はフィリピン東岸ではないんですが、大事を取って学校が休みになりました。
津波への警戒にはやりすぎるということはないですからね。英断だと思います。
こどもたちは到着したばかりの看護学生さんたちと楽しく遊びましたよ。
そして今日は注意報も解かれ、みんなで元気に学校に行きました。行ってらっしゃーい!
きのう一緒に遊んで、すっかり仲良くなった看護学生のアヤカさんとチヒロさん。
「看護師さんになるの!?すごい!」とこどもたちにも大人気です。
フィリピンの田舎では、看護師さんはかなりアコガレの職業ですからね。
夜もこどもたちの宿題が終わった後は一緒に遊ぶ時間があります。
最初に下の方を取りまくってしまったためにグラッグラなジェンガで大はしゃぎでした。
今週末は久々にみんなで滝に遊びに行く予定です。
当日以上に、前日に大雨が降ると川では遊べないので、明日の天気が大事です。晴れますように!
日本から、看護師になるために勉強している学生さんたちが来てくれました。
今日はダバオに到着して早々、このブログでも何度か紹介しているゴミ山の支援活動を見学に行きました。
私もここに行くのは4カ月ぶりくらいだったんですが、たった4ヶ月で、景色が変わるほどゴミの量が増えていました。
前にはちょっと向こうにあったはずの山が、すぐそばまで来ています。
1日に合法なのも違法なのも含めて、約100台のトラックがゴミを捨てに来るとの話は聞いていましたが、
実際にこうやって景色として目の当たりにすると、「このままではまずい」ことが実感されました。
もうこの場所には収まりきらない、ということで、隣の敷地が大急ぎで掘り返されており、
これからはこちらがゴミ捨て場になるとのことなんですが、これには大きな問題があります。
それは廃水です。ゴミ山に降った雨は、20年ぶん溜まったゴミの層を通り、文字通り「謎の汚水」となるんですが、
新しいゴミ捨て場からもこのように汚水が流れ出た場合、付近住人の生活用水となっている川に流れ込むことが予想されているんです。
今現在のところ、この問題に対する解決策は何もないまま、プロジェクトは進んでいるとのこと。
日本政府もゴミ焼却場を作るプロジェクトを打診しているそうなんですが、いかんせん法律で「ゴミを燃やしてはならない」と
禁じているため、焼却場も作れないまま、人々の生活が脅かされているんです。どうすればいいんでしょうね…。
大きな問題は解決できなくても、そこで暮らしている人たちに寄り添うことはできるはず、とここでこども園を運営するアイさん。
10年以上ここでこの活動をしてきたアイさんは「ママ友」という強力なネットワークをこの地域に築き、
困っている人たちの声にいち早く気づいて支援しています。素晴らしい活動です。
ゴミの分別をここに住む人たちに頼っているのに、ここに住むことは法律で禁じて、
法律に反しているのだからと、何の手も差し伸べない政府…。
まあ、政府相手に怒ってもしょうがないので、できることをやっていくしかないですね。
ハウスオブジョイに来てくれる時に、このゴミ山の見学をしたいと申し出てくれれば、
見学参加費(1000ペソ)が、このこども園運営の活動費になります。
うちに来る前か帰る前に、ぜひみなさんこちらにも足をお運びくださいね!