ジャンジャンがノリノリなテンションでやってきました。お?どうしたその服?
聞けば、ジェイエムがくれたとのこと。ため込んでいたお洒落な服を受けついだようでご機嫌です。
よかったな、ジャンジャン!
さて、こどもたちもビジターさんたちもいないこの期間に
シロアリの被害が酷いゲストハウスの天井を修理することにしました。
8年でずいぶん食われちゃいました…。
柱や梁、窓枠などの頑丈な木材は大丈夫なんですが、表面に貼ったベニヤが軒並みやられてました。
いっそコンクリート造りにすればいいのかもしれないんですが、
そうするとものすごく暑くなるのと、なにより風情がなくなるんですよね。
そんなわけで、田舎暮らしのコストとして、修復しながら使っていく道を選ぼうと思います。
地元の若い大工たちの雇用にもなりますしね。
上の写真の後ろの2人、20歳そこそこですが、2人とも子持ちだそうです。しっかり稼がせなきゃですね!(笑)
来週に選挙をひかえ、選挙ポスターが町中に貼られています。
日本のように「指定された場所にしか貼ってはいけない」みたいなルールはないので、
財力にまかせていたるところに貼られています。
たまに、応援してるわけでもない人のポスターが私有地内に貼られることもあって、もちろんすぐに剥がします。
ちなみにこの人は新興宗教の教祖で、人身売買と児童買春で逮捕され、裁判待ちの人。
なんと留置所から上院議員に立候補してます。ウラワビーチに勝手に貼られてたので速攻で剥がしました。
昔の選挙ポスターが貼りっぱなしになっていたり、単に頑丈な布として再利用されてたりするので、
たまにものすごく皮肉が効いたことも起きます。
こちらは3年前の大統領選のポスター。今はお互いに殺人をほのめかすような脅迫をし合うまでに仲たがいしている
マルコスの息子(大統領)と、ドゥテルテの娘(副大統領)。当時は手を組んでたんです。
今コレが掲げられているのはなかなかに風刺が効いています。
ちなみに私が個人的に一番ゆるせないフィリピンの選挙文化は「選挙カーの替え歌」です。
著作権を完全に無視して、有名な歌の替え歌で候補者の名前を連呼して回るんですが、
たまに「私が好きだった曲」を替え歌にしやがる候補者がいるんですよ。
これ以上の冒涜がありますか!(笑)こればかりは早急に違法にしてほしいです。
マニラでの就職に向けて書類の準備をしているジェレミーとリッキーB。
隣町の検察局まで行って「無犯罪証明書」というのを取りに行きました。
早朝から並んだおかげでジェレミーは無事に取得できたんですが…なんと!
リッキーBは「同姓同名の犯罪者がいる」ということで証明書がもらえませんでした。マジか!
ちなみに同じくジェイエムも「同姓同名の犯罪者がいる」ということで、
この証明書をもらうのに3週間かかりました。生年月日や住んでる地域が全然違うんだから、
別人であることの証明に3週間もかからないでしょ?と思うんですが、
別人に成りすまして逃げ回ってる犯罪者がたくさんいるからこそ、できたシステムなんでしょうね。
悪いことする人がいると、システムはどんどん不便になっていきます。困ったものです。
「たかが同姓同名なくらいで混同されるなんて、稚拙なシステムだ」とも思いますが、
日本もあまり他国のことは言えません。当の私も6年前、同姓同名の詐欺師「澤村信哉」が現れたことで、
日本の銀行口座が数か月、凍結されましたからね。(笑)
まあ、これは私がフィリピンにいて、HOJの火災の時の寄付金を自分の個人口座で募っちゃったせいも
あるので、「そりゃあ怪しまれるよな」って感じではあるんですが。(笑)
他にも、同姓同名が理由で「入国できない」「ビザの更新ができない」「出国できない」「保険がおりない」
などのトラブルを、この20年で日本とフィリピン、両方の国で何度か目の当たりにしています。
あまり人気のないマイナンバー制度ですが、こういう不便に振り回される身からすると、
はやく世界中で実装されて欲しいと思います。管理社会のディストピアにならない程度に、ですけどね。