HOJに戻ってきて以来、「さあ今日こそは朝寝坊だ!」と思ってるんですが、
今日も朝から「HOJの活動が市役所から表彰されることになったから式典に行くよ!」と起こされました。
うーん、そういうのは午後からやってくれませんか。朝から靴とか履きたくないんですけど…。(笑)
日本の「こどもの日」みたいな感じで、フィリピンには「こどもの月」というのがありまして、
これまではたいてい10月だったんですが、なんだか今年から11月に変更になったそうで。
こどもの月の終わりに、「こどもたちのために活動している個人や団体を表彰しよう」ってことのようです。
HOJは市長さんから直々に、感謝状と盾をもらいましたよ。
フィリピンの式典には「インターミッション」といって、歌やダンスを披露する場がたいていあるんですが、
今日はモスレム系の女の子がダンスをしました。
このダンスはミンダナオのイスラム教徒の間に昔からあった「物乞いの踊り」というものだそうで、
驚いたことに、踊りの最中に観客が踊っているこどもの手にお金をはさんでいきます。
日本の感覚からすると、そんなことしていいの?って感じですが、まあ、文化だというならいいんでしょうねえ。
うーん、なんだかモヤモヤするなあ。
支援者の方がHOJに寄付してくれた赤ちゃん用のベッドが倉庫に眠っていたのを、
この機会に村の福祉局にプレゼントしました。
一時保護の赤ちゃんのために必要だったのでとても助かります、と感謝されましたよ。よかったよかった。
私は正直こういう式典や受賞にはあんまり興味ないんですが、
こうやって大勢の人の前で、村の中でのHOJの立ち位置をはっきりさせるのは大事なことですからね。
これからも地域にも密着して活動していきたいと思います!
さあ、今日こそはたっぷり朝寝坊してやるぞ!と思ったら、朝から
「コヤシン!警察の人が来てるよ!早く来て!」と起こされました。
ナヌ、警察?何があった?
恐る恐る行ってみると、ニッコニコなアイダさんが警察の人と話してて、
「違法な漁を摘発して、魚を没収したので、こちらの施設で食べてください」とのこと。
あーーーーーよかった。(笑)
これまでにも何度かこういう感じで警察から魚をいただくことはあったんですが、
いつもたいてい小さな魚で、それは、目の細かい網で漁をするのが禁止されているからなんですね。
でも、今回はブダイなどの大きな魚ばかりだったので、え?これも違法なの?と聞いたら、
「コンプレッサー漁は禁止だからね」とのこと。
コンプレッサー漁というのは、船の上から水中にいる仲間にコンプレッサーで空気を送って、
それで長時間潜って漁をする方法です。
コンプレッサーによる潜水は、きちんとした専門知識がないままにやると、健康に非常に大きな害があるので、
フィリピンではずいぶん前から禁止になっているんですが、
安価な設備投資でたくさんの魚が獲れるので、やる人はあとを絶ちません。
コンプレッサー漁が禁止されれば、素潜り漁をしている若い漁師たちにチャンスが回ってきます。
正当な努力が、正当に報われる経済が村の中で回っていくといいですね!
さあ、久々の自分のベッド。今日はたっぷり寝坊するぞー!…と思ってたんですが、
部屋のすぐそばでこどもたちが朝からサンダルでやる遊び「バハイクボ」で大盛り上がり。
こりゃあ寝ている場合じゃありません!
これまでも参加はしていたものの、ただ一緒になって走り回っていただけだったアルジェが、
すっかり上手になっていて、成長を感じました。1ヶ月も離れたら、刮目して見よ、ですね。
昨日のビーチでは定番の謹慎中だったジャンレも今日はのびのび遊んでました。
この子らが騒がしいと、やっぱり「HOJに帰ってきたー!」って実感がわきますね。
女子たちも負けじと騒がしいですよ!日本から支援者さんが送ってくれた荷物を開けて、
中の服やサンダルを見るときには、さながらバーゲンのおばちゃんたちの様相です。(笑)
クリスマス後に実家に帰るときに、実家にいる兄弟にも分けられるようにみんなで分けたいと思います。
と、午前中はてんやわんやでしたが、午後からようやくタイミングを見つけて、念願のお昼寝タイム!
ちょうどいいタイミングで小雨が降り始め、猫が雨宿りに来たので一緒に寝ました。
あー、幸せだー。
明日も幸せな1日になりますように!(昼寝できる時間がありますように)