また新しい子が入ってきました!15歳のクレッツくんです。
さっそく学校にも通いはじめ、ジャンジャンと同じクラス(高1)になりました。
まだ大人しい感じですが、徐々に性格が見えて来ると思います。楽しみです。
10歳でやっと学校に通い出したリックは、1年生に入れられましたが、
すごく素直に状況を受け入れて、ゼロからの読み書きに挑戦しています。
年下のエムジェイに教わるのも特に抵抗ない様子。
大人が教えるより、こども同士の方がいい場合も多いですからね。助け合いに期待です。
学校帰りに卒業生のジャンディーが顔を出してくれました。ダーウィンと6年生で同じクラスになったとのこと。
4年前にHOJを出て、おばさんの家から学校に通っていましたが、ちゃんと進級しているようで何よりです。
来月の誕生日には15歳になるとのこと。ケーキくらい出してやるから誕生日にはまたおいで!
今週からアルチーさんの後任、トントンさんが料理の担当をしてくれています。
このこどもたちからのなつかれっぷり。
料理だけでなく「頼りになるお兄さん」としても活躍してくれそうです。
今後ともぜひお見知りおきを!
こちらではソーシャルワーカーのアイビーさんが、学校から帰ってきたこどもたちの勉強を見ています。
「今日は何を勉強したの?分からないところある?宿題は?」とグイグイこどもたちに詰めていきます。
優しいだけでは務まらない、ソーシャルワーカーの仕事。これまた頼もしいですね。
頼もしいといえば、ドドンさん。しょっちゅう壊れる車を今日も修理しています。
5日くらいかけてエンジンとギアの不調がやっと直ったと思ったら、
一昨日からエアコンが不調とのこと。
7月からは送迎で酷使する予定なのでなるべく今のうちにメンテナンスしておきたいところです。
ドドンさん、よろしく!
HOJの運営費の半分くらいは、スタッフたちの人件費です。
物価高騰に合わせて人件費もあげていきたいところではあるんですが、
円安で資金にそんなに余裕もないので、スタッフのみなさんには「もうちょっと待って!」と我慢してもらってます。
夏の滞在費収入と、秋の講演行脚でしっかり稼いで、安心して働いてもらえる体勢を作っていきたいと思います。
HOJの仕事を手伝いながら地元大学に通っていたジュリアンが、ついに教育学部を卒業しました!
おめでとう!
5歳でHOJに来たジュリアン。派手な、性格の強い子が同年代に多かった中、
「なごみ系」の性格で、調和をとってくれる存在でした。
勉強もお手伝いももちろん、楽器の練習などもちゃんと真面目にやるタイプだったので、
「竹音楽隊プロジェクト」でも、一個しかない稀少楽器サロライの担当を任せました。
期待に応えて、レコーディングでもすべて一発録りだったのをよく覚えています。
その後もHOJの古株でとして、新しく入って来る子たちのお姉さんの役割をずっと果たしてくれました。
高校を卒業し、大学に入るという、ティーンエイジャーの女の子にとってキラッキラなはずの時期を
コロナでほとんど敷地から出ることもなく過ごすことになってしまったのにも関わらず、
いつも穏やかな笑顔で、みんなにお手本を示してくれました。
フィリピンの教育学部は、卒業しても自動的に教員資格が得られるわけではありません。
年末に行われる「教員資格試験」に合格する必要があるので、これからはまずはバイトしてお金を貯め、
その9月くらいからその試験のための予備校に通うそうです。
そして合格した後も、採用されるとは限らないので、就職活動が待っています。
まだまだ教師になるのには厳しい道が残っていますが、まずはこの快挙を祝いたいと思います。
ジュリアン、本当におめでとう!