午後からはシャロームハウスの近くの集落にインタビューをしに行きました。
ここは漁師の村で、獲れた魚を市場に売り生計を立てています。
月々の収入はいくらか、何人家族かなどフィリピンの田舎の人たちの暮らしの実態を知るために訪れました。
フィリピンの田舎を想像すると、まず「貧しさ」を思い浮かべるかと思います。
しかし、実際にこの国の人たちと触れ、話を聞けば聞くほど、「貧しさ」は必ずついてくるものの、
その中に常に笑顔があり、「幸せ」を感じられます。
一日カツカツで生活するお金しかない中、なぜ笑顔でいられるのか。
ここの村に住む家庭をまだ持っていない若い漁師さん達は、朝の漁で約180ペソ稼ぐと
午後は働かないで休み、夜には酒を飲むんだと言っていました。
日本に住んでいると、朝稼げたのならその分で遊ぶのではなく、午後も働き
少しずつお金を貯めるという考えが一般的なように思います。
フィリピンよりもはるかに「豊か」である日本ですが、その生活は本当に「幸せ」なのでしょうか?
何のためにそこまでしてお金を稼ぎ、貯めるのでしょうか?安定のためですか?
では何が安定なのでしょうか?お金があれば本当に安定でしょうか?
経済的に豊かであるから幸せなのか、貧しいから幸せではないのでしょうか?
それらのことが一概には言えないことがわたし自身、今日は直に学べたように思います。
今回の経験が学生たちにも「幸せ」について考えるきっかけにつながったかと思います。
一体何が「幸せ」なのでしょうか?皆さんも自分の人生が今幸せかどうか胸を張っていえますか?
胸を張って幸せだと言える人生を子どもたちには歩んでいってもらえるよう
わたし達は何をどうしたらよいのか考えてサポートしていかなければいけないと改めて考えさせられた一日でした。
動画もさっそくアップしましたのでぜひご覧ください!
HOJに遊びに来る方!こういうオプションもありますからね!参考にしてください!
(体験ダイビングは1人2000円くらいでできます)
ちなみに私だけは素潜りなので、素潜りでスキューバしてる人たちを撮影してるわけです。
長まわしのシーンは、息を止めてご覧ください。(笑)
それと、港で偶然、前にHOJにいた男の子、ニコイに会いました。
今はタリコッド島の親戚の家に住みながら、ときどきダバオに出ては
洗車場などで働いて稼いでいるそうです。ニコイ!がんばれよ!
そして夜はみんなで「ダバオ3大レストラン」の1つ、「Luz Kinilaw」で食事しました。
って、私が勝手にそうランク付けしてるだけなんですけどね。
新鮮なマグロや魚やイカを、ひたすら焼いて食べるだけの店なんですが、これが旨いんです!
運が良ければ、珍味中の珍味、「マグロのノド」なるものを食べられます。
これもまた「フィリピンの豊かさ」を知るには最高の活動ですよね!(笑)
そしてこちらは日本語学科のある「ミンダナオ国際大学」。
HOJ卒業生のグレースも、影戸先生の支援でこの大学に行かせてもらってます。
ここでも学生同士の交流が推進されていて、すでに何人もの学生がお互いに行き来しています。
将来的にはミナラやジョリーナもここで勉強して日本に行ったりするかもしれません。
夢は膨らみますね!
私が学生だった頃に出会った先生たちは、教育者というよりは研究者という感じだったので、
こんなふうに学生のためにいろいろやってくれる先生を見ると、なんだかうらやましくなります。
そのことを学生たちがはっきりと自覚して、この機会を存分に活用して欲しいと思います。
彼らのフィリピン滞在がより有意義なものになるように、私もがんばります!