クリスマスから一晩明けて、こどもたちが作った「星のオーナメント」のコンテストです。
スタッフたちがスポンサーになって賞金が出る大会で、みんな相当に気合を入れていました。
まず4位に輝いたのは…クイニー!
卵のパックを使ったオリジナリティを評価しました。
いつもキッチンの手伝いをしているからこそ出て来る発想ですね。クイニー、おめでとう!
そして3位は…ビバリー!ピンクの毛糸を使った装飾も着ている服にピッタリ!
まさにこの写真のように真ん中からビバリーが顔を出すことで完成する感じですね。
たくさんの竹ひごのようなものが使われていますが、
みなさん、これ何だか分かりますか?
そうです!HOJのこどもたちが普段使ってるホウキです!
長年使ってすり減ったりバラバラになったものをうまく再利用したんですね。ナイスアイディア!
そして2位は…マイカ!ビジターさんがごちそうしてくれた時に使った紙コップを
回収してキレイに洗って再利用していました。貝殻をふんだんに使った装飾も見事です。
コツコツやるタイプのマイカらしい、とても丁寧な作りでした。おめでとう!
最後に1位は…ジェレミー!バナナの花、ダンボール、買い物袋などを使って
とても凝った作りの星を作りました。真ん中にはハウスオブジョイのロゴの模型まであります。
さすが素晴らしい完成度!敢えて色数を押さえているあたりに、センスを感じますね。
これは文句なしに優勝です。ジェレミー、いっぱい小遣い持って里帰りできてよかったな!
身近にあるもので、お金をかけずにこれだけ個性的な作品ができたのは予想外でした。
もっと似たようなものになると思ったんですが、いやー、みんないろいろ考えますね。
来年は私も参加して「私が優勝したら優勝賞金は私がもらうからな!」とこどもたちを煽っておきました。
さーて、竹で作るか、骨で作るか…。(笑)
キャロリングのあとは、こどもたちにとってのクリスマスのメインイベント!プレゼントの時間です!
事前にこどもたちにリクエストを3つ聞いて、その子の日頃の行いによって、
いくつもらえるか決まるシステムなんですが、長くいる子は
「下手に3つも頼むより、1つだけ、ちょっと高い物を頼んだ方が確実にもらえる」という
裏技のようなものを見出しているようです。やるな。(笑)
そんなことは関係なく、とにかくおもちゃがいっぱい欲しいイージェイ。
車と銃とロボット。うん、欲しがるものも分かりやすくていいですね。
HOJで初めてのクリスマスを過ごすダーウィンも、大量のプレゼントに大喜び!
いやー、毎年この時期は「あらためて、HOJへようこそ!」って思いますね。
こちらは一点突破型のお兄さん、お姉さんたち。欲しがるものはたいてい「靴」です。
普段から人一倍お手伝いをしているクイニーは自信があったのか、
保冷水筒とジャケット、2つをリクエストして見事に2つともゲットしてました。
うん。キミにはその資格が十分ある!いつもありがとう!
こどもたちスタッフにもプレゼントを渡してます。
リクエストの紙を見たら「鍋」「米」「LED電球」といった、超生活必需品ばかりで
せっかくのクリスマスなのに風情がないなあ、と思ったりもしたんですが、
渡した時に大喜びされるのがやっぱり一番ですね。(笑)
HOJに入って来る子たちの多くは、うちに来るまで、
一度もクリスマスにプレゼントをもらったことのないような子たちです。
かといって、周りがクリスマスで騒いでいるのを知らないわけではないので、
さぞや悲しい思いで毎年過ごしていたに違いありません。
そんな思い出をガッチリ上書きして、こどもたちのクリスマスの思い出を「楽しい」で埋めたいと思っています。
それが今年もできたのは、日本から支援してくださるみなさんのおかげです。
本当にありがとうございます。メリークリスマス!
毎年恒例のキャロリング!
キャロリングというのは、「クリスマスソングの押し売り」で寄付金を集めるフィリピン文化です。(笑)
もともとはヨーロッパで、修道女が貧しい人たちのためにやっていたものが
フィリピンでは大衆化され、誰でもやってよくなったんです。(笑)
現代ではなんの練習もしていないただの騒音を鳴らして、小遣いをねだる文化になっちゃってるんですが、
それがクリスマスには大目にみられているというのも、フィリピンらしい良いところです。
とはいえ、HOJの子たちはちゃんと練習します!
ジャンジャンとジャンデルのピアノ、ジェレミーのギターもかなりの上達をしたので
かなり良いクオリティでできるぞ!と楽しみにしていたんですが、
なんとこのタイミングで3人がスタッフに大目玉を食らい、謹慎になることに!
今日のキャロリングは、急きょ、歌中心となりました。まあ、教育上、これもやむをえません。
近所の家や市場のよく行く店を回ってクリスマスソングを披露し、寄付金を募ります。
練習していない「騒音」だと小銭しかもらえないんですが、ちゃんと練習して行けば高額紙幣も夢じゃありません。
普段から近所づきあいをしっかりしているおかげで、今年も行く先々で暖かく迎え入れられ、
みんな羽振りよく寄付してくれました。ありがたや!
1時間半ほど近所を回ってなんと集まったお金は1万ペソ越え!
お金持ちの家が、ものすごく気前よく寄付してくれたおかげで、ちょっとびっくりする額になりました!
短いですが動画も作ったのでぜひご覧ください。アイダさんのノリノリっぷりがすごいですよ!(笑)
集まったお金は参加したみんなで山分けして、年末年始の里帰りのお小遣いにします。
離れて暮らす弟や妹にプレゼントが買えるとこどもたちも大喜び。
来年こそはフルメンバーでキャロリングできますように!