今日からまた日本の大学生たちが来るので、ダバオに迎えに行きました。
みんなリピーターということで、私の投稿で興味を持ってくれて、
まずは噂の「ゴミ山」に行きました。晴天のゴミ山は私も初めてでしたが、
なんでしょう、ゴミって発熱するんでしょうか。いつも以上に暑く感じました。
アイさんに案内してもらってこども園を見学。
こどもたちが壁に飾られている自分の作品を「これが私の!」と自慢し合ってます。
自分の作品を見てもらいたい気持ちって大事にしてあげたいですね。
集まっているこどもたち、お母さんたちと一緒に記念撮影。
お母さんと言っても、日本から来た学生たちと同年代か、年下なくらいです。
ですけどこの村の人たちはみんな、逞しいですよ。
ゴミ山から拾ってきたものをつぎはぎした家。
家財道具も主に拾ってきたものばかりでボロボロですが、服だけは異常なほどたくさんありました。
もちろんこれも拾ってきたもので、洗って自分たちで着たり、古着として売ったりしているそうです。
「せっかく竹が生えてるんだから、コレを切って壊れた家を直せばいいのに」と言ったら
「その竹は地主のものだから切ったら怒られる」とのこと。
こんな「居住禁止区域」にも、「地主」とかいるんですね。謎です。
何度か通う中で、私も少しずつ事情が分かってきましたが、まだまだ分からないことだらけです。
今やってる漫画の仕事が一区切りしたら、一回作業に同行して山にも入ってみようかと思っています。
数少ない「ビサイヤ語が分かる、現地の人を生で取材して情報発信できる人物」として、
少しでも役に立てればと思います。
フィリピンの元大統領、ドゥテルテ氏が逮捕されました。
「犯罪者はぶっ殺せば治安が良くなる!俺はそれでダバオ市を平和にした!
俺が大統領になったら国中で同じことをやってやる!」と言って選挙に受かった2016年。
実際に国中で「超法規的殺人」を奨励・容認することで違法薬物の売人などを
片っ端から「始末」していき、その数は就任後半年で6000人以上と言われています。
もちろん人権もフィリピンの法律も国際的な常識も飛び越えた言動なので、
長らくフィリピン国内のリベラルな層や、国際的な人権団体から非難されており、
本人も「捕まえられるなら捕まえてみろ!」という態度でしたが、
このたび、ICC(国際刑事裁判所)から逮捕状が出たことで、逮捕に至りました。
違法薬物が横行する大都市などで暮らしている人たちには、「彼のおかげで治安が良くなった」
と、実感を持って語る人も多いので、依然として彼を擁護する声は強いです。
私のフェイスブックの友人たちも軒並み、彼を擁護する発言をしています。
(写真は本日16:00に広場に集まってロウソクを灯して彼のために祈ろう!という投稿)
ただ、私自身はあまり彼のやり方を手放しでほめる気にはなりません。
さまざまな人の正義がぶつかり合い、時に暴走する社会を、少しでもマシにするために、
人類は血を流しながらなんとか「法治主義」に辿りついたのですから。
(漫画「ボニファシオ」、左は第6話、右は第2話より)
この国をスペインから独立させようとした若者たちの漫画を描きながら、
彼らがいかに「法的な手続き」にこだわっていたかを、痛感しています。
新しく公開された第十話では、いよいよ主人公であるボニファシオと、
もう一人の主人公であるアギナルドが再会し、それぞれの道を歩んでいくことになります。
真剣にこの国を独立させようとした彼らのことを思いながら、
フィリピンの現在のニュースをもう一度読んでみてください。
彼らが命がけで作ろうとした国の大統領に、ふさわしい人が選ばれることを切に祈ります。
先日、外出から帰宅すると、部屋に子猫がいました。どこから来た!?
…って、誰がどう見てもうちで12年前から飼っているパンコの子ですね。
「アンタの子でしょ!」って感じで、近所の雌猫が、ここに連れてきたわけです。
うう…その年でまだ子孫作って回ってるのか、オマエは…。
母猫は、去年生まれて正式にうちの猫として飼われ始めたキナコと同じ。
つまり、この子猫はキナコの弟か妹ということになります。
そのことが分かるのか、自分のお気に入りの寝床を占拠されても
怒りもせずに受け入れてました。
一報で解せない顔をしているのが、キナコの父親であるはずのソバコ。
「あれー?俺の嫁の子…俺に全然似てないっていうか…親分にソックリなんだけど…」と
哀愁のこもった目で子猫を見つめています。ソバコ、ドンマイ!(笑)
すでに3匹飼ってて、これ以上は世話しきれないので、乳離れするまで面倒を見てから
貰い手を探そうと思います。子猫に会いたい方はお早めにHOJにお越しくださいね!